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「お通夜」ってしなくてもいい?

2020-11-03
最近は一日葬という形式が増えてきています。お通夜は行わないで、告別式・火葬を行うのみ、また、火葬だけ行うなどです。
一日で済ませるお葬式を一日葬と呼んでいます。
 
現在は新型コロナウイルスの脅威があり、「密」になる可能性を考え省略する場合もあります。
お通夜を行わない事で、感染拡大を抑止し、遠方より来る親類縁者への気遣いが、お通夜をやらないという考えに行きついたものだと考えられます。また、お通夜を行わない事により、参列者への気配りを行う事が軽減出来るので、葬儀後の疲弊を減らせる部分も、お通夜を行わないという選択肢を作った要因であるのではないでしょうか。
 
ですが、通夜とは本来、故人との別れを惜しむ最後の夜で、家族で故人に寄り添い悲しみを共有したことです。夜伽とも呼ばれることがあり、一晩中故人の霊を慰める儀式でもあります
 
お葬式を先導する僧侶のお考えに寄りますが、お経は故人を安らかに眠らせあの世へ導くものであり、残された人が幸せに歩めるように、お釈迦様の教えを略したものだそうです。
従って無宗教の場合でも、故人との最後の夜を過ごたいと考える方もおられますし、お客様の考えで、現在の新型コロナウイルス感染拡大防止のために行わない場合もあります。もちろん、簡略化として行わない場合もあります。
 
正直私共は何とも言えません。
ただ、一つ言えるのは、故人様と過ごす最後の夜となります、最後は家族として共に過ごし、翌日にお見送りするのが良いのではないでしょうか?
 
 
 
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